いろいろな種類の弁護士

 みなさんは,弁護士といえば,自分で法律事務所を構えて,日々裁判所で訴訟をしているというイメージをお持ちかと思います。

 しかし,近年は,ほとんど訴訟を担当しない弁護士や,企業で社員として働く弁護士,公務員として官公庁で働く弁護士も増えています。

 ほとんど訴訟を担当しない弁護士の例は,渉外(しょうがい)弁護士です。国際取引の契約書のチェックや法律面からのアドバイス,外国企業との交渉などを専門にしている弁護士です。

 また,一般企業で社員として働く弁護士は,インハウスローヤーや社内弁護士と呼ばれます。かつては,企業の顧問弁護士として,企業に所属せず,企業にトラブルが起こって相談を受けたときにアドバイスをするというスタイルがほとんどでした。

 しかし,近年は,トラブルが起こってからではなく,予防する体制を作るために企業に貢献してもらうことや,社内にいて小さなことでも迅速に相談できるようにするために,企業が社員として弁護士を雇うケースも現れています。

 また,官公庁では,2~3年程度の任期付きの公務員として,弁護士を採用しているところがあります。公務員の人事関係のトラブルや自治体の監査,法律作成についてのアドバイスなどを担当することが多いようです。